性認識について
戸籍上は女ですが、幼少期の頃から女子っぽいアイテムが苦手でした。
それでも高校卒業まではなんとか制服のスカートを履く事は出来ました。
本格的に自分は違うなと知る事が出来たのは、高校卒業して東京に来て色々調べる事が出来てからです。
ただ、当時は現在に比べるとまだまだ情報が少なかったので、自分は性同一性障害だと認識していました。
最終的に性転換手術まで具体的に考え出した時に、下っぽい話になってしまいますが男性器は要らないなと強く思いました。
そこから時間は掛かりましたが、男性のような見た目や格好は好きだが、女性である自分を受け入れられないし男性になりたい訳でもない。
性別というものを認識しない状態が一番心地よいと突き詰めっていった時にXジェンダーというものを知って「しっくり来る!!」って初めて思えました。
自分の場合は無性という認識なので、そのバランスを保つ為に男性ホルモンを投与しています。
男性ホルモンを投与すると太りやすいし(実際に打ってから12キロ近く増え、時間をかけて11キロ落としました)、髭は生えるし面倒な事も多いですが、生理という子供を産むだけの機能から解放された事はとても大きいです。
また、今の状態がベストという訳ではないので、現在進行形で悩む事も多いですがどうにか折り合いをつけて生きていくしかないなとは思っています。